MIUはお姉さん
MIUと赤ちゃんの初対面は、出産の12時間後でした。
新生児室でガラス越しだったし、たくさんの赤ちゃんがいたから、自分の妹にはあまり関心が無い様子。
でも、授乳時間を迎えて直接対面すると、
赤ちゃんの頭を撫でたり、優しく触れたり。
その様子が微笑ましくて、素直に嬉しかった。
「上手!
赤ちゃんが喜んでいるよ!!
MIUのことが大好きだからね!!!」
たくさん褒めると、MIUもまんざらでは無い様子。
旦那様が赤ちゃんを抱っこしようとすると、
「MIUちゃんがやる!」
と奪い取りました。
そして、自信満々に赤ちゃんを抱っこしてお姉さんぶり?を発揮。
(もちろん私が、ハラハラしながらサポート)
私の入院中、旦那様とMIUは旦那様の実家へお世話になっています。
出産翌日の月曜日は保育園を休んだけれど、
火曜日から旦那様は出社のためMIUも保育園へ。
送迎は、義父母様にお願いしています。
朝はグズグズでも元気に登園できたようで一安心。
保育園帰りに産院へ来てくれたけど、
授乳時間を終えたばかりだったので、
赤ちゃんを抱っこすることはできず。
出産祝いにいただいたおもちゃを見つけて、
「赤ちゃんに見せてあげる!」
と走って新生児室へ。
その場に居た私の友達から
「優しいお姉さんだね」
と言われて、私もそう思った。
赤ちゃんが産まれて来るのを楽しみにしていた
というより、
あまり関心がないように見えた数ヶ月間。
だから、臨月に入ったあたりからお腹を触らせて、
MIUが触ったり話し掛けたりすると喜ぶんだよと教えていた。
産まれるまでまだ時間があると思っていたから、
少しずつ赤ちゃんの存在を意識させようとしていたんだけど…。
MIUがどんなお姉さんになるのか想像できなかっただけに、今のところ好感触でホッとした。
その後、部屋に戻って一緒に遊んでいると、私の夕食が運び込まれた。
「MIUちゃんも食べる!」
う…、それはちょっと…。
お母さんも腹ぺこなのよ。
少しだけ分け与えて、待合室にいる義母様のもとへ連れていった。
「おばあちゃんのお家でご飯を食べようね」
私がムリヤリ見送ろうとすると、MIUの顔から明らかに笑顔が無くなった。
「また、明日来てね」
固い表情のままコクリと頷いて、バイバイをした。
小さな後ろ姿から我慢しているのがよくわかる。
私の方が我慢できず、泣いてしまった。
MIUはちゃんとお姉さんへ成長しているのね。
もしかすると、日付が変わる33分前に産まれてきた妹もMIUを思って必死に下りてきたのかな。
もし日付が変わっていたら退院が延びて、そのぶん私とMIUも離れ離れになってしまう。
きっとそうだ。
なんか…母親である私が一番自分中心で恥ずかしい。
私こそ成長しないと!



