写真プリントのLサイズは89 mm × 127 mm(8.9 cm × 12.7 cm)に規定されています。
コンビニの写真プリントはセブン−イレブンが「Lサイズ」、ファミリーマート・ローソン・ミニストップが「L判サイズ」と表記していますが、いずれも89 mm × 127 mm です。
呼び方や表記が異なるだけで、LサイズもL判もL版も同じ大きさです。
そこで今回は、写真プリントLサイズの大きさを比較。他の写真プリントサイズや2Lサイズとの違いも併せて解説します。
ひと目でわかる 写真プリントLサイズ(L判)の大きさ
写真プリントLサイズとiPhone SE(幅67.3mm・高さ138.4mm)を並べて比較すると、長辺(縦)はiPhoneの方が大きく、短辺(横)は写真プリントの方が大きいです。
iPhone SEに限らず、これまでに発売されたiPhoneはすべて幅8cm未満なので写真プリントLサイズははみ出てしまいます。
写真プリントLサイズをカットしても切り取り方によってはスマホケースにおさまらないことも。
ICカードと比較してみると、こちらも写真プリントLサイズの短辺より小さめ。
一般的なICカードや磁気カードのサイズは幅85.6 mm、高さ54.0 mmです。※ISO/JIS規格
instax”チェキ”フィルムのminiサイズ(86×54mm)は一般的なICカードとほぼ同じ大きさ。
チェキのminiサイズ2枚分よりも写真プリントLサイズのほうが大きいです。
上のイメージはセブン-イレブンのマルチコピー機で取り扱う用紙全7種を、「フォト用紙L (89×127mm)」「はがき (100×148mm)」「フォト用紙2L (127×178mm)」「普通紙B5 (182×257mm)」「普通紙A4 (210×297mm)」「普通紙B4 (257×364mm)」「普通紙A3 (297×420mm)」の順に重ねています。
コンビニのマルチコピー機では写真プリントLサイズ(L判)が最も小さいです。
ノートや手帳であれば、文庫本サイズのA6判(105 mm × 148 mm)やパスポートサイズのB7判(91 mm × 128mm)よりも大きければ写真プリントLサイズがおさまります。
写真プリントLサイズの実寸画像の作り方
今回比較に使用した写真プリントLサイズは、実寸サイズに合わせて1,051 pixel × 1,500 pixel(300dpi)の画像を作成しました。
※用紙サイズはミリメートルやセンチメートルで表しますが画像の単位はピクセルが一般的なので換算しています。
この実寸画像をフチなし全面印刷して比較に使いました。実寸画像はこちら。
写真のフチなし全面印刷は余白をつくらないように引き伸ばしてプリントするため写真の上下両端が切れることがあります。
これを避けるため、iPhoneアプリ「さくっとプリント」ではみ出し量を考慮したプリント用データを作成しています。
L判プリントに適した画像データを作成する方法を併せてご覧ください。
フォト用紙の大きさはLサイズ以外にもある
写真プリントには、L判の2倍の大きさの「2L判(127mm × 178 mm)」や近年人気の「スクエア(ましかく)サイズ(89 mm × 89 mm)」、デジカメの画面比率(縦横比3:4)に合わせてつくられた「DSCサイズ(89 mm × 119 mm)」、官製はがきより少し大きい「KGサイズ(102 mmx 152 mm)」など、L判の他にも様々な大きさがあります。
L判の半分の大きさの「ハーフサイズプリント(89mm×63mm)」も新たに登場しました。
店舗・サービスによって取り扱うサイズは異なりますが、L判(Lサイズ)は写真プリントの一般的なサイズとして広く使われています。
フォト用紙の大きさをLであらわすのはなぜ?
Lは、Large(ラージ)を意味します。
以前主流だったエコノミー(E判・Eサイズ)よりも大きいことが由来で、「エルバン(L判・L版)」や「Lサイズ」と呼ばれています。
フォト用紙Lサイズと2Lサイズの違い
コンビニプリント(セブンイレブン・ファミリーマート・ローソン・ミニストップ)はLサイズと2Lサイズの写真用紙を取り扱っています。
写真プリント2Lサイズの大きさは、127 mm × 178 mm (12.7 cm × 17.8 cm)です。
2LサイズはLサイズ2枚分に相当します。
写真プリント2Lサイズ(127×178mm)ははがき(100×148mm)よりも大きく、写真プリントLサイズ(89×127mm)ははがきよりも小さいです。
写真プリントが大きくて困った!小さく印刷する方法
写真プリントLサイズより小さなアイテムに挟んだり貼ったりするなら分割プリントがおすすめです。
iPhoneアプリ「さくっとプリント」は複数の写真・イラストを1枚にまとめて印刷する分割プリント機能があります。
6分割(フチなし全面)にすると、1コマは約4.2cm × 約4.4cmになります。
ICカードや磁気カードに写真プリントを直接貼るとATM、券売機、カードリーダー等を使うときに機器の故障を招く恐れがあるのでご注意ください。
カードケースであれば、大きめにつくられているのでLサイズの短辺がピッタリおさまる場合もあります。
🌟この記事を書いた”あいこうら” 最近のトレンドPR🌟
母が「スマホだと写真を撮りづらいからカメラが欲しい!でも、お店で売っているのは大きくて重いものばかり」と嘆くのでコンパクトカメラを探して購入。
CanonのIXY650はポケットサイズで軽く、撮影も簡単。
母にはいつまでも元気にたくさん写真を撮ってもらいたい。