LINEに送られてきた写真とビデオの撮影日時を調べる方法

家族や友人とLINEでやりとりした写真がいつ撮ったものかわからず困ったことはありませんか？

以前はオリジナル解像度で送られた写真であれば撮影日を確認できました。

しかし、現在のLINEアプリはトークで送受信した写真とビデオの撮影日時を知ることはできません。
LINEアルバムの写真とビデオの撮影日時は調べられます。

今回はLINEの写真やビデオの撮影情報を調べる方法を解説します。

LINEの写真やビデオの情報を調べる方法

LINEトークの写真とビデオの情報を見る手順

写真やビデオをタップして大きく表示します。

もう一度画面をタップします。

画面左下の[i]ボタンをタップすると、写真は「送信者・送信日時・サイズ・解像度」を確認できます。

ビデオは「送信者・送信日時」を確認できます。

オリジナル画質で送信した写真は「ファイル形式(Format)」も確認できます。
また、項目名の「サイズ・解像度」が「オリジナルサイズ・オリジナル解像度」となります。

LINEアルバムの写真とビデオの情報を見る手順

アルバムの写真・ビデオをタップして大きく表示します。

右上の[︙]ボタンをタップして詳細情報を選択します。[︙]ボタンが見当たらない場合はもう一度画面をタップしてください。

「登録者・登録時間・作成日時・解像度」がわかります。

ビデオも同じ手順で調べられます。

作成日時が撮影日時ですが、写真に撮影情報がなかったり投稿者の環境によっては実際の撮影日と異なることもあります。

LINEノートの写真とビデオの情報を見る手順

ノートに投稿された写真とビデオの情報はLINEアプリでは見られません。

スマホ本体に保存して情報を確認します。

iPhoneで撮影日時を調べるアプリを使用する

写真のメタデータ(EXIF)を調べるアプリを使用して撮影日を確認します。

ここでは、iPhoneの共有機能を使える無料アプリ「Exif Viewer  」と「ベスティゲーター  」の使用例を紹介します。

写真をタップして大きく表示し、画面下部中央の転送アイコン をタップします。

送信先を選択する画面で[他のアプリ]をタップします。

iPhone標準の共有画面を表示します。

リストにある「View Exif Lite」をタップすると、アプリ「Exif Viewer  」と連携します。撮影日は空欄で確認できません。

オリジナル画質で送信した写真も撮影日は空欄です。

iPhone標準の共有画面のリストにある「調査」をタップすると、アプリ「ベスティゲーター  」と連携します。

[すべてのメタデータを表示]をタップしても撮影日はわかりません。iOSメタデータ欄のファイル作成日等はすべて送信日になっています。

オリジナル画質で送信した写真も撮影日を知ることはできません。

アルバムの写真も同じ手順でメタデータ(EXIF)を調べるアプリを使用できます。

転送アイコン をタップしてiPhone標準の共有画面を表示し、アプリと連携します。

アルバムの写真の撮影情報をアプリで確認しても撮影日を知ることはできません。

LINEトークに写真・ビデオを送ると撮影日は消える

LINEトークで送られてきた写真・ビデオがいつ撮ったか日付を調べるには、送信した相手に撮影日を確認する以外に方法はありません。

オリジナル解像度で送信された写真もLINEアプリで撮影日を知ることはできません。

写真やビデオをトークへ投稿すると撮影日情報は消えるため、スマホやパソコンに保存して調べてもわかりません。

トークへ送られてきた写真やビデオをLINE Keepへ保存しても、アルバムやノートに投稿しても撮影日を確認することはできません。
※LINEのKeepサービスは2024年8月28日(水)に終了する予定です。

LINEヤフーはトークルームで送信した画像や動画は「プライバシー性の高い情報」としています。

お客様間のトークルームで送信したテキスト、画像、動画、音声などは、プライバシー性の高い情報として、お客様の同意がある場合または適用法に基づく場合を除き、メッセージの配信（通信障害時の再送や複数機器からのメッセージの同期などを含みます。）以外の目的には一切利用しません。これらの情報は必要最低限の期間保持しますが、その後当社サーバーからは自動的に削除されます。

引用元：LINEヤフープライバシーポリシー｜LINEヤフー株式会社

トーク内のテキストメッセージだけでなく画像、動画、ファイル、音声メッセージなどのコンテンツも、ユーザーの情報を保護するため暗号化しています。

テキスト、位置情報以外に送受信される画像、動画、ファイル、音声メッセージなどのコンテンツは、LEGY暗号または HTTPS により通信レイヤーで暗号化されます。

引用元：LINE Transparency Report – LINE Corporation

筆者の憶測ですが、暗号化の適用範囲を拡大した2017年9月頃のアップデートにより、LINEトークの写真はオリジナル解像度で送信しても撮影日情報を消す仕様に変更したのかもしれません。

それ以前に送受信したオリジナル解像度の写真は撮影日がわかるかもしれませんが、筆者の環境では当時やりとりした写真が残っていないため確認できませんでした。

LINEアルバムの写真とビデオは撮影日がわかる

LINEアルバムにある写真は作成日時から撮影日を知ることができます。

LYPプレミアムユーザーがLINEアルバムに投稿したビデオも作成日時から撮影日を知ることができます。

アルバム内の写真やビデオを表示したり詳細情報を確認したり保存（ダウンロード）したことを登録者や他のメンバーに通知することはありません。写真やビデオを削除した場合はトークに通知されます。

ただし、トークで送受信した写真や動画をアルバムに追加した場合は登録時間と作成日時が同じ日時になり、撮影日を確認することはできません。

このようにLINEアルバムにある写真や動画の撮影日は調べられますが、スマホ本体に保存すると撮影日情報は消えてしまいます。

撮影日（撮影場所）情報を保持した状態の写真や動画が必要なときはLINEではなく別の方法でやりとりしましょう。