iPhoneにある写真や動画をPCに保存するとファイル数が増えるのはどうして?
「.AAE」という謎のファイルが含まれているんだけど、これって何?削除していいの??
iPhoneのカメラロールにある写真・ビデオをパソコンに転送するときに起こる不思議現象が気になったので調べました。
先日、東京・渋谷にあるNHKスタジオパークに行ったときにiPhoneで撮った写真とビデオ。
iPhone上では36項目あります。正確には写真33枚とビデオ3本。
この、写真33枚とビデオ3本をMacに取り込みます。
すると、ファイル数が61になりました。「.AAE」というファイルも含まれています。
なぜファイル数が増えたのかひとつひとつチェックしていくと、カメラアプリの撮影モードや写真の編集機能が原因であることがわかりました。
原因その1:バースト撮影した連続写真のグループ化
「バースト」は、シャッターを押している間、連続撮影(連写)するiPhone標準カメラアプリの機能です。
「バースト」で撮影した連続写真は、iPhone上では1枚しか撮れていないように見えます。
でも、写真をタップして詳細を表示すると、左上に「バースト(3枚の写真)」とあります。
「バースト」撮影した連続写真は自動でグループ化され、iPhoneがベストショットと判断した1枚のみ表示されます。
「バースト」撮影した写真はiPhone上では1グループとしてカウントされるため、実際に撮影した枚数とはズレが生じます。
PCに取り込むとグループ化が解除されて、1枚ずつバラバラの状態になります。
原因その2:Live Photos(ライブフォト)撮影した写真と動画の一体化
動画付き写真を撮影できる「Live Photos(ライブフォト)」は、iPhone上では写真と動画が一体化しています。
詳細表示画面で左上の「LIVE」マークがLive Photos(ライブフォト)」の目印ですね。
PCに取り込むと、写真と動画は離れ離れ・・・
写真は「.JPG」形式で、動画は「.MOV」形式で保存されます。
原因その3:編集履歴を管理する「.AAE」ファイル
iPhoneにある写真・ビデオをMacで「イメージキャプチャ」から取り込むと、突如あらわれた「.AAE」ファイル。
Appleのサポートサイトによると、
デバイス上のコンテンツの中から読み込む対象をお探しの際に、.AAE ファイルに目が留まるかもしれませんが、これらのファイルは、デバイスで加えられた編集についての情報を記録したもので、画像に問題があることを示唆するものではありません。
引用元:iPhone、iPad、または iPod から編集済みの写真を Mac や Windows パソコンに読み込んだ場合の結果 – Apple サポート (日本)
iPhone標準のカメラアプリや写真アプリで写真に対しておこなった編集内容を「.AAE」ファイルで管理しているということですね。
iPhone標準の写真アプリでフィルタ加工した写真を「イメージキャプチャ」でMacに取り込むと、編集前のオリジナルデータ(IMG_2848.JPG)と編集後の画像データ(IMG_E2848.JPG)と「.AAE」ファイル(IMG_2848.AAE)の3ファイルになりました。
iPhone標準のカメラアプリで「ポートレート撮影」した写真も…
背景がぼけていない通常写真(IMG_2817.JPG)と背景がぼけているポートレート写真(IMG_E2817.JPG)と「.AAE」ファイル(IMG_2817.AAE)の3ファイルになりました。
写真だけでなく、動画も「スローモーション撮影」した場合は、「.AAE」ファイルに記録されます。
バースト撮影やライブフォト撮影を多用している場合、iPhoneにある写真とビデオは見た目の表示数よりも実際のファイル数が多いということですね。
連続撮影したバースト写真はベストショットだけ残したり、ライブフォトの動画が不要な場合は削除したりすると空き容量対策にもなるはず。
🌟この記事を書いた”あいこうら” 最近のお気に入りPR🌟
「毎月8枚無料プリント」に衝撃を受けて使い始めたALBUS(アルバス)の利用歴が7年を超えました。
5冊目のアルバムも満杯。
こんなに続くとは正直思いませんでした…
写真を撮る枚数は減っていますが、コツコツとALBUS歴を更新していきたいです。