MIUが選抜リレーに選ばれたのは1ヶ月前。
選出ラインとなる予選2位以内に入ったことをとても嬉しそうに報告してくれた。
念願のリレー選手に初めて選抜されたことを家族みんなで喜んだ。
4年生だからプログラム最後の高学年リレーへの出場することになる。
学校でおこなう週2〜3回の朝練とは別に自主練もすると言い出した。
ストップウォッチを購入し、
いつもより30分早く起きて旦那様と川沿いを走った(らしい)。
リレー選手に選ばれる時点で私の娘とは思えないくらいすごいのに、
朝早く起きて自主練にも取り組むMIUの姿に感動した。
この頑張りが報われて欲しいと心から思った。
だから、「足が速くなる神社」を探して休日に家族でお参りに出かけたりもした。
これで1位になれるはず!
でも、現実は厳しい。
初選抜のMIUに対し、他のメンバーはこれまでに何度も選抜リレーの経験がある。
朝練で力の差を何度も感じたのだろう。
自分が一番遅い・・と力なくつぶやいていた。
次第に高学年リレーに対してネガティブな発言もするようになってきた。
自主練も最初の数回だけだった。
雨が降ったり、ゴールデンウィークだったりで練習できなかったからね。
学校でおこなう朝練は一度も休むこと無く参加。
後半になると少しずつ成果がでてきたのか「追い越せるかも!」と前向きになってきた。
私は励ますことくらいしかできない。
バトンをしっかりと渡すこと。
そして、緊張しすぎないこと。
そんなアドバイスしかできなかったけど、
少しでも力になりたかった。
そして、運動会当日。
鑑賞対策に配布された3種類のワッペンを左肩に付けていると、
これまでは1種類のワッペンだったけれど、
YUIが入学してMIUがリレー選手に選ばれて、
一気に3枚に増えた。
周りから「高学年リレーに出るんだね!」と何度も声をかけられて、ちょっと誇らしかった。
すごいのはMIUってもちろんわかってはいるけれど。
最初のプログラムは4先生の徒競走。
MIUは3位だった。
ちなみに、YUIの徒競走は途中から失速して照れ笑いしながらゆっくり走り・・最下位。
お弁当はMIUのお友達家族といっしょに楽しく和やかに食べた。
MIUも笑顔で、このままリラックスした状態でリレーを迎えられるといいなぁと思った。
MIUのチームカラー・黄色は優勝を争う好位置に付けていた。
3・4年生の綱引きでは見事1位!
リレーの直前のプログラム、騎馬戦では白熱した戦いを見せてくれた。
総当たり戦では最下位だった黄色チームが
1対1の戦いでは勝ち進んで逆転の1位に。
ボルテージが上がるなか、いよいよ最終プログラムの高学年リレー。
入場門で待つMIUの様子を見に行くと硬い表情で、緊張しているのがよくわかる。
初めての選抜リレーで第一走者だもんね。
リレー選手は最初に全員でトラックを1周するので、
観戦席の最前列から思いっきり名前を呼んだ。
ビデオカメラを撮影しているからいつもは声を出すのを控えているけれど、
今日は声を出さずにはいられなかった。
それだけMIUの姿が輝いてみえたし、心の底から頑張って欲しいと思った。
どうか転んだりしませんように。
本人が納得の行く走りをできますように。
「足が速くなる神社」で買ったお守りを強く握りしめて祈った。
第一走者のMIUがスタートの位置につく。
ピストルの発砲音が響く。
私は気づかなかったけれど、発砲音が苦手なMIUはスタートが少し遅れたらしい。
結果は・・・4番目のバトンリレーだった。
黄色いチームはその後も抜くことができず、
最終走者が3位にあと少しで追いつくということころでゴールとなった。
高学年リレーは4位に終わったけれど、
黄色チームは騎馬戦1位のおかげで総合優勝をもぎとった。
YUIの赤チームは3位。応援賞を獲得した。
後で聞いた話では、赤の応援席からYUIはMIUの黄色チームを応援していたらしい。
MIUが入場したときも、
一生懸命に走るときも、
「おねえちゃーん!」「みうちゃーん!」と声を出していたと。
MIUはやはり、とても緊張したと振り返った。
前を行く3位の走者を抜けそうだったのに抜けなかったのが悔しいとも。
実際はそこまで差を詰められてはいなかったけれど、
MIUは「抜ける!」と必死に前を追っていたのだと思うと胸が熱くなった。
来年もリレー選手に選ばれたいと話すMIUが誇らしい。
抱きしめて褒めちぎって、ご褒美のお菓子をたくさん買った。
おつかれさま。
感動をありがとう。

